運動する男性の写真

成人病はメタボリックがきっかけとなり糖尿病や高血圧、脂質異常症などといった様々な病を引き起こす原因となります。成人病にならないためにも日頃から食生活にも気をつけ運動などを取りいれて予防しましょう。

メタボリックは成人病を引き起こす原因に

内臓脂肪が増えると血糖や血中脂質、血圧が上昇してメタボリックシンドロームが起きてしまいます。そして、糖尿病や高血圧症、認知症、がん、腎臓病などといった生活習慣病(成人病)はメタボリックシンドロームが原因となって引き起こされる可能性もあります。
生活習慣病は以前は成人病と呼ばれていました。しかし若い頃からの生活習慣が深く関与して発症する病気であり、成人に限らず子供でも発症する可能性のある病気と考えられるようになったため、今では成人病ではなく生活習慣病と呼ばれることが多くなりました。
多くの生活習慣病は症状のないままに進行することになるため、自覚する頃にはかなり進行しているケースもあります。そのため一度発症すると治療が難しかったり、後遺症などが残ってしまうことも少なくないのです。
発症前の身体には必ず何らかの変化が現れており、その一つとして内臓脂肪の蓄積を示すウエストサイズの増大や血中脂肪値の変化、血糖値・血圧値の上昇となっています。つまり検査によって血糖値や血圧の状態などを定期的に確認しておくことが大切であり、できるだけ早い段階でメタボリックシンドロームを改善していくことにより、生活習慣病のリスクを回避することに繋がるでしょう。
もちろんメタボリックシンドロームの基準に当て嵌っていない場合でも、血糖値や血圧などの異常を早く見つけることは大切であり、病気の予防にも繋がります。そのための検査と改善対策として特定健診や特定保健指導といったものがあります。
健康で生活するためには、特定健診を年に1回必ず受けることが大切です。また、特定保健指導で食事と運動習慣の改善の計画を立て、それを実行することで生活習慣病を未然に防ぐことができるでしょう。

成人病を予防する生活を心がける

成人病を従来通りに解釈するのであれば、この言葉に該当する疾患はガン、脳卒中、心疾患のみっつです。
しかし、生活習慣病と言う現在、使用されている言葉で成人病を解釈するのであれば、更に高血圧や糖尿病などがここに含まれます。
成人病が生活習慣病と言う言い方に変わったのは、そこに該当する疾患の発症には、加齢以上にその人が積み重ねてきた生活習慣が大きなウエイトを占めると言うことが明らかになったためです。特にその中でも大きいのが、食事内容と運動習慣、そして喫煙習慣だと言われています。
まず食事内容に関しては、ガンの発症原因に30%程度、関わっていると言う報告もありますし、脳卒中や心疾患のリスクを高める高血圧に対しては、とても大きな関係があることが明らかになっています。
高血圧を予防するためには、何よりも塩分の過剰摂取を控えることが大切です。そして動物性の脂質の過剰摂取を避けた上で、血流を良くする効果が期待できる野菜を積極的に摂取することが求められます。
また糖尿病予防のために、食べ物の中に含まれている糖質に意識を向けるのも大切なことです。
運動習慣は、何も激しい運動をする必要はありません。1日30分程度のウォーキングなどを習慣づけるだけで、心臓の機能を鍛えることができるため高血圧予防にもつながりますし、血行を促進することができるため脳卒中予防にも期待することができます。
そして喫煙ですが、これは精神的な満足感をもたらす以外には、健康に対しては百害あって一利なしです。
有害物質によって血管にダメージを与えること、また煙によって肺や喉の機能を低下させることは明らかになっています。そしてそれらを要因として、ガンや脳卒中、高血圧にかかるリスクが高くなることは明確になっていることです。
ですから成人病を予防を心がけるのであれば、喫煙習慣がある人は、まずはそれを断つことから始めるのが一番です。

成人病で一番厄介な病とは

成人病とは、今で言うところの生活習慣病です。
ここで言う成人とは20歳のことを意味しているのではなく、壮年、働き盛りにある年齢のことを指しています。人によって解釈は異なりますが、だいたい30代の後半から60代前半のことを意味することが多いようです。
この年齢になると、加齢による機能的な衰えと共に、それまでの生活習慣によるダメージが出てきやすくなり、それが病気としてあらわれてきた場合は、それを成人病と呼びます。
成人病としては、がん、脳卒中、心臓病を挙げることができ、これは今でも三大成人病として扱われることも多いです。この三つは、いずれも日本人の死亡原因のトップ5に入り続けているため、どれも非常に恐ろしい病気と言うことができます。ですからどれも厄介な病気であることは確かなのですが、がんと心疾患が体だけにダメージを与えるのに対し、脳卒中をはじめとするいわゆる脳血管疾患は、脳にもダメージを与えると言う特徴があります。
私たちが自分の意思に基づいて体を動かすことができるのも、言葉を発することができるのも、誰かの言葉を理解することができるのも、脳がきちんと働いているからです。
しかし脳血管疾患によって脳にダメージが及ぶと、こうした脳の働きに支障が出てくる可能性もあります。するとたとえば言語を司る領域にダメージが及ぶと、体は元気なのに言葉を発することができない、あるいは言葉を理解することができないと言う後遺症が出ることもあります。
ダメージが及んだのが運動を司る領域であれば、麻痺が残ってしまったり、自分の意に沿って体を動かすことができなくなったりもします。更に脳全体の細胞神経にダメージが及ぶこともあるため、脳血管疾患は認知症の引き金のひとつとも言われています。
そのため、重篤な後遺症が発症しやすいと言う点において、脳卒中は成人病の中でも最も厄介と言えるかもしれません。

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